緑区福祉健康センター 防災レシピを1冊に 備蓄品の活用術を提案
緑区福祉保健センターがこのほど、防災用の備蓄缶詰などを活用したレシピ集をまとめた。火を使わずに調理できるメニューなど11品目を掲載。担当課では「被災時だけでなく備蓄品の消費などにも役立ててほしい」と話している。
同センターでは昨年度から、区内のボランティア団体(緑区食生活等改善推進員会「緑区ヘルスメイト」)と協力し、防災レシピを考案してきた。
火を使わずに缶詰などを活用して調理する防災レシピは、限られた材料で栄養バランスの良い食事ができるよう工夫されており、被災時の心身の健康を保つ手段としても注目が集まっている。
11品目を写真付きで紹介
同センターはこれまで考案した約50品目から、火を使わないメニューやカセットコンロで簡単に調理できるメニュー11品目を選び、A3見開きの冊子に集約。みかんの缶詰と缶詰の水分で戻した切干大根だけでできる「みかん缶と乾物のサラダ」や、乾パンとフルーツ缶でつくる「乾パンパフェ」などユニークなメニューを紹介したほか、栄養バランスが良い備蓄品の構成などをまとめた。また、長期保存が可能な食材としてサバ水煮缶、ツナコーン缶、大豆ドライパック、コンビーフ、魚肉ソーセージなどをあげた。
担当課では「備蓄食品も工夫次第で美味しく食べられる。被災時はもちろんだが、賞味期限が迫った備蓄食料の消費などにも役立て、日頃から備蓄に対する意識を高めていただければ」と話している。
冊子は3千部を発行し、3月中に自治会などを通じて配布するほか、地区センターなどで閲覧できるようにする予定だという。
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