「頼りにされる」ことが力に 横浜体覧堂 鹿野成司院長
身体の調子を上げるきっかけをつくるのが整体師の役割と話す。中山町で開院して6年。高齢者社会を迎えその役割は年々重要度を増していると感じている。身体のことや毎日の生活について気軽に話せる場を提供することで、利用者のストレス解消につなげたいと考えている。「皆さんの愚痴を聞くのも業務と考えています。この仕事は会話を通したコミュニケーションが最も大切と捉えています」
体育大学出身ということもあり、「健康の大切さを伝えたい」とこの仕事を選んだ。中高年を中心とした利用者から頼りにされることが自身の原動力となっている。「院は不定休として、来院があれば基本的に受けるようにしています。1年で350日間、院を開けていた年もあります。予約の電話を頂くとこの仕事をやっていて良かったと実感します」と振り返る。
家に戻れば3児の父親。仕事との兼ね合いのなかできるだけ子どもと一緒に過ごしたいと考えている。自身が横浜ベイスターズファンということもあり子どもと一緒に野球観戦に行くことが多い。「子どもたちには仕事に向かう父親の姿を見てもらいたい。そこから社会のことを学び、将来につなげてもらえればいいのですが」と父親の顔になる。
競合店が増えている今、院独自の特徴を出す必要性を感じている。「まだ答えは見つかっていない。今は一生懸命利用者の声に耳を傾けていくだけです」
|
|
|
|
|
|