4月1日付で緑消防署長に就任した 関口 輝雄さん 町田市在住 59歳
一人ひとりが役目果たす職場に
○…「署員が力を最大限に発揮できる環境をつくることが仕事」。部下に積極的に声をかけ、署内のコミュニケーションを深めたいと考えている。「一人ひとりの個性や得意分野を知り、「強み」を引き出だすことができれば。『良い仕事ができた』と署員が感じられる瞬間を積み上げていくこと。それが、組織力をあげ、安全な街づくりの第一歩につながると思う」
○…3月までは市の防災ヘリポートの運営業務を担当。パイロットたちをまとめ、年間の業務などの管理にあたった。「やはり、ここでもコミュニケーションがとても重要だった」。人の役に立つ仕事をしたいと入局して36年。常に心がけてきたのは高校から29歳まで続けたラグビーから得た『ワンフォーオール オールフォーワン』の精神。お互いを知り、理解しあうことで生まれる信頼感が「仲間のために自らの使命を果たす」という責任感に繋がる。ひとり一人が自分の持ち場で精いっぱいの仕事をすることがチームの力を高めることをラグビーは教えてくれた。
○…力の源は「愛妻弁当」。40年間銀行員として働いてきた妻が昨年、退職した。それまで叶わなかった一緒の時間が増え、今ではともに夕食をとる時間もできた。「帰宅すると妻がいる。とても嬉しいね」と照れたように話す。何気ない出来事を話す時間や、毎日作ってくれる弁当に幸せを噛みしめる。
○…今、最も力を入れて取り組みたいのは「多岐に渡る消防の仕事を少しでも多くの市民に知ってもらうこと」。総務、警防、予防、訓練センターなど多くの職場で経験を積むことができたからこそ、「沢山の細かな仕事があって”消防の仕事”が成り立っている。縁の下で市民の安全を支える仕事をぜひ知っていただきたい」。そのためにもどんどん地域へ出て、PRをしていくつもりだ。「それが私の役割。署の一員として自らの仕事を全うしたい」
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