北八朔〜中山駅間 直通バスが運行開始 住民の「積年の願い」結実
北八朔地区と中山駅を結ぶ直通バスの運行が1日から始まった。約6年にわたり中山駅へのバス路線を要望してきた地域住民らは「利便性が向上した」と喜びの声を寄せている。
中山駅への直通バスの運行は、先月開通した中山北山田線の開通にともなうもの。北八朔地区の道路が拡張・整備されたことで上下線の相互運転が可能になったことから、東急バスが青葉台駅〜北八朔地区を結ぶ路線「青81」系統を中山駅まで延伸させた。
今回延伸されたのは北八朔地区から中山北山田線を通過する2・15キロの区間。「精進橋」「青砥団地」「青砥中央」の3つのバス停が新設された。
これまで北八朔地区から中山駅まで行くには一度青葉台駅に出てから電車やバスを乗り継いで向かう方法しかなく、地域住民からは直通バスを望む声が多数あがっていた。
北八朔や青砥地区では6年前に「青81」系統の運行ルート延伸を目指す「青砥北八朔地区交通協議会」(持田民夫会長)を設立。横浜市が地域に適した交通手段導入の支援を行う「横浜市地域交通サポート事業」に登録して市と共に同系統の延伸について東急バスとの交渉を重ねてきた。
車両幅2・3mのバスが相互運転できない同地区の狭い道路などが延伸の壁となっていたという。
持田会長は「グリーンラインの利用を望む北八朔や青砥に住む高齢者から延伸の要望が多かった。6年が経過したが延伸によりスムーズに中山駅に行けるようになった。長年の思いが実現しうれしい。協力してくれた市やバス会社など関係者に感謝したい」と喜んでいる。
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