交通事故撲滅訴え続ける 緑交通安全協会
子どもたちとの交流を通して交通ルールを守る大切さを伝えている同協会（写真は岩岡会長）
横浜市が神奈川県警察の速報値に基づいて独自集計した交通事故統計によると、緑区内の交通事故発生件数は２０１１年の７７９件から12年の６２７件、昨年の５４４件まで３年連続で減っている。
今年に入ってからも前年同時期と比べ30件減の１８６件（５月まで）と減少が続いている。
区内で緑警察署とともに交通事故抑止にあたるのが緑交通安全協会（岩岡紀一会長）だ。中山、鴨居、新治、長津田、山下の５支部に分かれ活動する同協会には約２万人の区民が入会。その中でも主に役員と呼ばれる約１００人が、年４回程度、区内各駅で交通安全運動キャンペーンを実施するなど地域へ交通事故撲滅を訴え続けている。
同協会が交通事故抑止のために強化しているのが事故の発生率の高い小学生以下の子どもや高齢者へのアプローチ。区内小学校や高齢者施設で「交通安全教室」を年間各10回以上実施するなど「交通ルールを守る」大切さを伝えている。
協会に入会して27年になる岩岡会長は「交通事故は急に減るものではない。定期的に行う地道な啓蒙活動が地域住民の交通安全に対する意識を変え、事故減少につながっていると考えている。区民のより多くの方に協会に入会頂き、区内の事故を減らすための活動に協力してもらいたい」と話している。
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