安心安全テーマに催し 女性のための防災講演も
白山地区センターで11月9日、安全安心のまちづくり・支え合いをテーマに地域イベントが行われる。全国の女性に実践的な災害時対応を伝える「なでしこ防災ネット」の吉田トシ子さんが講演会などを行う。
「かながわのあす協大会&鴨居地域フェスタ」と名付けられた同イベントは安全安心のまちづくり、支え合いについて地域ぐるみで考えることをテーマに行われる。主催はかながわのあすを築く生活運動協議会。
防災対策については、同地域でもたびたび取り上げてきたテーマだが、地域をあげてのイベントは初めての試み。
有事の初動、実践で学ぶ
同日10時50分から始まる防災講演会には、女性の視点で考える防災対策を全国に普及しようと活動する「なでしこ防災ネット」の吉田トシ子代表が登壇し、身近な物を活用してできる災害時の対応について話す。同会では身近なものを利用した炊飯や灯り・熱源の確保などを様々な実験・調査をもとに検証し、普及する活動を行っているという。
講演会はビニール袋で炊飯する方法や空き缶とサラダ油でつくる灯りなど、誰でも簡単に入手でき、日頃から備えられるものを活用した防災対策について。参加者も体験できる実習形式で行われる(先着54人は実習に参加可能)。
吉田さんは「女性は避難時においても、復興においてもとても大きな役割を担う。有事の際には家族それぞれの状態を把握しながら迅速な行動が求められる。当日は、初動で役立つ知識をより実践的に学んでもらう体験型講演会にしたい」と話している。
吉田さんは2005年から秦野市を拠点に女性の防災対策を伝える活動を展開する。これまでに内閣府特命大臣社会参加活動賞などを受賞している。
地域団体の展示も
イベントではこのほか、東本郷・鴨居・竹山・白山の4団体が行うキッズダンスや模擬店、神奈川県警察音楽隊による演奏・ドリル、地域で活動する団体のパネル展示、模型電車の走行、記念切手や新鮮野菜販売などが行われる。
時間は10時半から午後3時半(受け付け10時開始)。先着500人に抽選券付きプログラムを配布。参加は無料。
イベントに関する詳細・問い合わせは大会事務局(【電話】090・4416・0454)狩野さんへ。
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