緑区役所はこのほど、2015年度区政運営方針を発表した。19年10月に迎える緑区制50周年に向け、「緑あふれる みんなにやさしいまち〜次世代につなぐ 新たなスタート〜」を基本目標とし、小学生など子どもたちを対象にした取り組みに重点が置かれている。
今年度の運営方針では、目標達成に向けて、【1】安全・安心なまち【2】いきいき暮らせるまち【3】みどりの魅力あふれるまちの3つの施策をあげている。3つの施策の中では「区の取り組み」として、区制50周年に向けた、次世代=子どもたちへ向けた取り組みに特に注力していく考えだ。
「安全・安心なまち」の施策では、新規事業として8月に小学生を対象とした防災・減災啓発事業の実施を予定。また、東本郷地区のバス通りの歩行者空間整備(9月)、公園にある地域防災拠点の案内板の更新(50か所)を計画している。さらに、14年の台風被害を踏まえ、緑区防災計画「風水害対策編」の見直しに向けた検討にも取り組む。
第2期緑区地域福祉保健計画「みどりのわ・ささえ愛プラン」の実現に向け取り組むのが「いきいき暮らせるまち」の施策。主な新規事業として、子どもたちに仕事を体験してもらう「子どもアドベンチャー2015」におけるプログラムや小学生向け料理教室を実施する(8月)。また、16年度以降に取り組む第3期計画素案の公表と意見募集、策定も行う。
「みどりの魅力あふれるまち」の施策では、新たに動画等を活用した農の魅力発信や十日市場駅周辺地区でのバリアフリー基本構想の検討のほか、地域の人向けに「みどりひと・まちスクール」を開講させる。
緑区役所区政推進課の担当者は「区制50周年を見据えて、次世代に向けたさまざまな取り組みを検討している。小学生や次世代の地域の担い手などに向けた、『未来』を意識した取り組みを行っていきたい」と、話した。
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