「障害児を普通学校へ・全国連絡会」が10月に実施する「第17回全国交流集会in神奈川」に向けたプレ集会が5月23日、県立かながわ労働プラザ(中区)で開催された。主催は同集会神奈川実行委員会。
同連絡会は障害児が普通学校へ行けるようになることを共通の願いとして、親や当事者、教員らが1981年に結成。全国で約1000人の会員がおり、2年に1度交流会を行うほか、ロビー活動などを通じて国への働きかけを行っている。
当日は障害のある当事者と親、教員、福祉関係者など約120人が参加。「なぜ特別支援教育は肥大化するのか」というテーマのもと、第1部は講演会を行い、東京学芸大学の大森直樹准教授と市立日野中央高等特別支援学校の朝倉賢司教諭が講師として、今の教育現場や体制の話をした。
第2部では参加者を交えた討論会も実施。参加者から特別支援教育肥大化の理由を問われると、大森准教授はいくつか挙げながら「学力主義の流れで、学力テストと相性の悪い子どもを押し出す傾向が強まっている」と指摘していた。
全国交流集会神奈川実行委員会の柳沢恵美子事務局長は「1人でも多くの人が、障害児の教育問題に関心を持ってくれたら」と話していた。
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