第124回緑区民音楽祭ふれあいコンサートにヴァイオリニストとして出演する 北見 春菜さん 長津田みなみ台在住 28歳
地元で演奏できる喜び胸に
○…緑区にゆかりのある新進演奏家を発掘し、地域の音楽を盛り上げていこうと行われている緑区民ふれあいコンサートに出演が決まった。オーディションを勝ち抜いての出演決定に、「本当に嬉しい。ずっと地元で演奏の機会を探していた」と笑顔を見せる。フリーランスとして各地で演奏活動を行う中で、地元緑区のために何かできることはないかと模索していた。「緑区はいわば”ホーム”。地元の子どもたちにも演奏を聴いてもらえれば」
○…旭区で生まれ、数年前に緑区に越してきた。7歳になる頃、ヴァイオリニストだった母親の影響もあり、自然とヴァイオリンを弾くようになった。小学5年になると先生につき、本格的にヴァイオリンにうち込むように。「演奏家を志すには遅いスタート。不安はあったけれど、それ以上にヴァイオリンという楽器の魅力に惹かれていた」。ソロはもちろん、どの楽器とも良いハーモニーを奏でられるヴァイオリンに可能性を感じたという。
○…演奏家として独り立ちし、様々なホールとの付き合いの中から、演奏家が地域の学校などに出向き、子どもたちに本物の音楽を演奏する「アウトリーチ活動」に参加するようになった。生の音に触れ、目を輝かせる子どもたちの反応を見ると、演奏家としてとても充実した気持ちになる。「演奏家としての人生を考える上で、とても良い指針をくれた。ずっと続けていきたい活動」
○…子どもたちとの出会いを機に、思いが一層「地域」へと向かっている。「ふれあいコンサートでは地元の中学校合唱部とのコラボも楽しみのひとつ。生徒たちの合唱がどんな化学反応を起こすか。これは特に地元の人に聴いていただきたいですね」と意気込む。相手を選ばず包み込み、新しいハーモニーを生むヴァイオリンの魅力を地域の人にも伝えたい。「それで地元の音楽が活性していったら嬉しいですね」
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