ゆうちょ銀行横浜緑店(緑区中山町149の4)で11月19日、緑警察署の協力のもと「強盗模擬訓練」が実施された。訓練は、毎回警察官と銀行員の間での打ち合わせをせず、突発的な要求への対応や役割を確認しているという。
当日は、警察官2人が強盗に扮し、近年増加傾向にあるという「短時間で現金を奪って逃げる犯人」を実演。局員は「犯人の特徴を覚える係」「カラーボールを持って追跡する係」などそれぞれの動きを再確認した。
訓練後に、防犯係の上田隆雅警部補は「実際に事件が発生した場合は、より緊張感がある。まずは自分の身を考えることを第一に考えてほしい」と総括し、防犯カメラの活用方法やカラーボールの配置による犯人への威嚇方法についても指導した。
強盗訓練後には区内で昨年から被害が減らない「振り込め詐欺」の予防訓練も実施。犯人に騙されて、お金をおろしにくる高齢者への対処法をあわせて学んだ。振り込め詐欺では、犯人から銀行でお金をおろす際の方法や言い分を細かく指示されているケースが増えていることから、対策の方法を確認した。
訓練を終えて同銀行の尾崎聡店長は「局員だけではわからない点まで改めて確認できた。また、実施をしていることが周知されるだけで犯罪の抑止にも繋がると思う。年末に向けて一層気を引き締めていきたい」と話した。
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