森の台出身のプロボクサー望月直樹さん(21・横浜光ボクシングジム)が12月2日、東京・後楽園ホールで行われた渡邉秀行選手(郡山)とのフライ級8回戦で判定勝ち(3対0)を収めた。この勝利で望月さんの戦績は8勝(5KO)1敗となり、今月末に日本ボクシングコミッションから発表となるフライ級の日本ランキング入り(15位まで)する可能性がでてきた。日本王座への挑戦はランキング内であることが条件のひとつ。初黒星から3連勝を飾った若武者は着々と日本チャンピオンへと歩を進めている。
試合前、闘志のわく出来事があった望月さん。森の台小学校から中学時代まで一緒に野球に打ち込んでいた井口和朋さんが、プロ野球ドラフト会議で「北海道日本ハムファイターズ」から3位指名を受けたのだ。「中学までは”いじられキャラ”で体力がなかったのに、プロになったので驚いた。本当にすごい。自分も負けられないと思った」と笑顔になる望月さん。
今回の試合では、初回から右ストレートを決めるなど、終始優勢に試合を進めたものの、後半、相手の攻勢を許す場面も。「まだまだ、技術の課題はたくさんある。焦らず自分の力を高めていきたい」と望月さんは話す。
指導する同ジムの石井一太郎会長は「今回の相手は過去に、ランキング1位の選手と引き分けたことのあるベテラン。よく勝ったと思う。相手と常に距離を保ちながら戦うなど戦略もって勝負できた点が良かった」と話している。
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