生活保護受給者など就労が困難な人を対象にした就労支援窓口「ジョブスポット」が今月7日から緑区役所に開設された。ハローワークの職員などが常駐し、生活支援課と連携しながら一体的な就労支援を行う。
「ジョブスポット」は横浜市と神奈川労働局との協定に基づき、ハローワークと連携しながら就労先紹介などの支援を一体的に行える窓口として、横浜市が設置を進めているもの。2013年度から整備に着手し、これまで市内13区に開設。今年度中に全区での設置を予定している。
今回新たに設置となったのは緑区と港南区。それぞれ区役所内に窓口を設置した。
窓口にはハローワークの職員など3人が常駐するほか、求人探索機や照会端末を設置。利用者は区役所生活支援課(こども家庭支援課)に相談した後、ジョブスポットに登録し、職業相談や就労先紹介を受ける。
支援の対象となるのは、生活保護受給者や生活困窮者、ひとり親世帯など。生活支援課では、区内の民生委員などにチラシを配るなどして窓口の周知を図っている。
これまでこうした就労支援については、生活支援課などで相談を受けたうえで、最寄りのハローワーク窓口を紹介していた。緑区からはハローワーク港北(港北区新横浜)まで行く必要があり、紹介を受けた人の中には距離的な問題や不便さから、ハローワーク窓口まで行かないというケースも見られたという。
福祉サービスと一体的に
区役所内に窓口ができたことに対し区役所担当課では「我々が相談をお受けした後すぐハローワークの窓口にご案内できる。福祉サービスと就労先紹介を一体的に行えるようになった」と話している。
今月7日に開所した窓口には1日平均10人程度の利用者があるという。
窓口は月から金曜日の午前8時45分から午後5時まで開所(年末年始・祝休日を除く/正午から午後1時までを除く)。場所は緑区役所本庁舎1階。
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