横浜緑ロータリークラブの2016年度会長に就任した 下中 英輝さん 霧が丘在住 53歳
「仲間と地域大切にしたい」
○…「メンバーは皆大切な仲間。絆を大切にし、ロータリーの精神に則った活動ができれば」と抱負を語る。2000年のミレニアムを機にクラブに入会。30代の頃から入会を誘われていたこともあり、「これを節目に地域に根差した仕事をしていきたい」と奉仕活動を始めた。「活動を通じ多くの優れた経営者やリーダー達と出会えた。これは自分にとって本当に大事な出会いとなった」としみじみ語る。
○…インテリアコーディネーターとして活躍した後、30歳で葬祭業の会社を新横浜に起業。時代の波に乗り会社はどんどん大きくなった。しかし3年前、「大きくなった会社では自分の理想とする葬儀ができなくなった」と感じ、もう一度一から挑戦する気持ちで区内霧が丘に葬儀会社を立ち上げた。お葬式を「人生の卒業式」に位置づけ、一人ひとりの人生からイメージした祭壇を作り上げる。「ご家族との打ち合わせの中でどこまでこちらがアイデアを提案できるかが鍵。同じ祭壇は作らない。そんな気持ちでやっている」と熱く語る。
○…葬祭業は年中無休が当たり前。忙しい日々の中でロータリーの仲間との時間が心の活力をくれている。「世界大会にでかけたり、地域のイベントに参加したり。そうした時間が自分の中で癒しになっている」。経営論や跡継ぎの問題など様々な話題が飛び交う何気ない会話の中からヒントをもらう事があるという。
○…昨年から取り組んでいる「振り込め詐欺防止活動」では緑警察署と協力し、コンビニなどに注意を呼びかけるポスターを貼っている。被害に遭いそうな人がポスターなどを見て詐欺に気付き、被害を未然に防いだ事案も報告された。「こうした取り組みは効果が見えにくいが、継続していくことが必要だと感じている。より多くの人に活動を知ってもらえるよう、やれることを考えていきたい」と意気込みを語る。
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