認知症への理解を深めてもらおうと、患者や親族、支援者らが一本の襷をつなぐ日本縦断マラソン「RUN伴」に緑区から103歳の池田久雄さん(長津田みなみ台在住)が出走。9月19日、約1Kmを完走した。
このイベントは認知症のおかれる環境の改善を目的に2011年に「NPO法人認知症フレンドシップクラブ」がスタートさせたもの。当初は北海道内のみの企画だったが年々規模を拡大しており、今年初めて日本を縦断する規模での開催となった。
池田さんは「自分は認知症ではないが、少しでも励みになれば」と今回出場を決意。この日、自身が通うデイサービスの別支店である「たのし〜む。大和」から大和駅までの約1Kmを担当した。
当日は小雨が降っており、路面状況や池田さんの体調が危惧されていたが、池田さんが襷を受け取ると天気も回復。池田さんは駆け付けた家族らの補助や、車いすでの介助を受けるなどし担当区間を見事完走した。ゴールには大勢の応援が駆けつけ、暖かい拍手で迎え入れた。池田さんは「大変だったけど、なんとかゴールできてよかった」と感想を語った。
この後、襷は関西、中国地方などで多くの参加者の思いを受け継いでいき、11月26日に沖縄県那覇にゴールする予定だ。
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