緑警察署は今も被害が続く振り込め詐欺の注意喚起を目的に、このほど同署のエントランスに昨年県内で起きた振り込め詐欺の被害額を模した紙幣の山を設置した。
県内では昨年40億円以上の振り込め詐欺被害が発生。緑区内でも3600万円以上の被害が起きた。今年に入ってからも、区内では1月26日、警察官を装った犯人にキャッシュカードを奪われる被害が起きているという。今回、そうした被害をより身近に感じ、自身の周りへの注意喚起をしてもらうために、緑警察署が独自事業として設置を決定した。
設置された札束のモデルは幅77・5cm、奥行き75cm、高さ80cm。紙幣の山を目にし、緑警察署を訪れた人は「これだけ高額な被害が出ていたのか」と驚きの声を漏らしていた。設置期間は未定。緑警察署担当者は「箪笥預金を狙って無人ATMへ誘導する手法が蔓延しています。少しでも危機意識を持ってほしい」と話している。
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