東鴨居中学校創立30周年事業実行委員長を務める 小池 邦仁さん 鴨居在住 58歳
「楽しくやり遂げる」信条に
○…今年11月3日に行われる記念式典祝賀会に向け準備を進める。テーマは「地域とともに30年。ヒガカモsmile!」。東鴨居中のこれまでの歩みを確かめ、周囲の支えに感謝する事業にしたいと意気込む。「生徒は地域に育まれたといって間違いない。その感謝の気持ちを子どもたちとともに発信したい」と語る。記念誌発行なども予定しており、準備はこれからが佳境を迎える。
○…1964年、幼稚園に通う幼少期に渋谷区から鴨居に越してきた。大工を営む父親はその腕が買われ、地域のイベントなどで櫓の設営などを任されることが多かった。その父の背中を見るうち、自然と地域に目が向くように。自身もここ20年は、稼業である建築設計事務所を営む傍ら、地域イベントの櫓設営などを月に1度の頻度で任されている。4月1日に行われる鴨居桜まつりの電設も手掛け、地域行事には欠かせない存在だ。いつも助けてくれるのは自身も携わる「おやじの会」の仲間たち。行事が終わった後、彼らと一杯やるのが何よりの楽しみだという。
○…大学生になる2人の子どもが、気付けば地域に自然と目を向けてくれていることが心底嬉しい。「上の子ははまっ子スクールで地域の子どもたちの放課後を見守り、下の子は小学時代の友人たちとの交流を大切にし、地元に愛着を感じてくれているよう」としみじみ語る。都会に目が向きがちな若者が、いつでも「帰りたいと思える街」「それを温かく迎えられる街」であれたらと願う。
○…鴨居第一地区自治会の理事や消防団員、地区社協副会長などを歴任。おやじの会でも受け継がれてきた地域活動をいかに次世代に繋ぐかが課題だ。「鴨居は比較的若い協力者に恵まれているが、もっと増やしていくのが理想。鍵は楽しみながら、しっかりやり遂げることかな。それを伝えていきたい」。”鴨居愛”を胸に未来を見据える。
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