霧が丘地域ケアプラザと横浜創英大学が協力し、専門性を活かした子育て支援に取り組んでいる。同大教授や講師らがテーマごとに教室を開き、親子が遊びを体験しながら絆を深めるプログラムを展開している。
「霧が丘ママFUN DAY」と名付けられた親子教室は霧が丘複合施設「霧の里」で年9回ほど開催され、毎回定員を超える親子が参加している。
教室には同大学のこども教育学部と看護学部が協力。0〜3歳までの子どもと保護者を対象に、各学部の教授らが専門知識を活かしたプログラムで、家では出来ない大規模な工作教室や、音楽遊び、子どもの応急処置など実用的な知識が身に付けられる教室を開催している。
この事業は、2013年4月、同ケアプラザが行っていた「親子ヨガ教室」のサポートに同大学が協力したことがきっかけで始まった。「地域貢献」する場を探していた大学と、新たな子育て支援策を模索していたケアプラザがタッグを組み、それぞれの持ち味をいかした取り組みが実現した。
参加した保護者からは「子育てをする親同士の情報交換の場にもなる」「専門家に気軽に相談できる場は多くないのでありがたい」といった声があがっているといい、同ケアプラザの職員らは「毎回定員を超える人気ぶり。地域の子育て環境整備の一助になれば」と話す。
学生の現場体験にも
この事業には同大学の学生もボランティアとして参加している。
「子どもがどんな時喜ぶのか」や「効果的な教え方、子どもとの接し方」など、講義では体験できない育児の現場の「生きた反応」を学べる場としての役割も担っているという。
次回の開催は6月となる見込み。詳細は確定し次第、同ケアプラザのホームページや、霧が丘地区の掲示板などで告知される。
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