緑区役所地下1階に飲食可能な休憩所「みどりラウンジ」がオープンした。「弁当などを食べながら一息つける場所が欲しい」という声を受け設置するもので、庁舎内に飲食スペースができるのは約5年ぶりとなる。
緑区役所内には2012年頃まで食堂があったが、売上低迷などを理由に業者が撤退していた。その後、区役所総合庁舎は耐震工事を経て、昨年5月にリニューアルオープン。新しくなった庁舎に訪れた区民などから「飲食しながら休憩できる場所が欲しい」という声が寄せられていた。
緑区役所は再度食堂導入も検討したが、消防署の移転などに伴い、区役所で働く職員数が減っていることや近隣に繁華街があり飲食店が多いことなどから、採算面で難しいと判断。食堂以外での休憩所設置を模索してきたという。
また、飲食スペースを求める声の中には「持ち込みの弁当を食べる場所が欲しい」というものも多くあった。特に親子連れからの要望が多く、区は飲食店として原則持ち込みを禁止している食堂形式より、フレキシブルに使えるスペースとして売店休憩所の導入を決めたという。
運営は公募で手をあげた食彩工房株式会社(旭区)が行い、弁当や総菜のほか、パンや文房具なども販売する。区役所地下1階のスペースに全31席を配置した。空いていれば打ち合わせなどにも利用できるといい、事前の予約などは必要ない。売店は午後3時、休憩所としては午後5時まで利用が可能。
全市的にも珍しい
自由に利用できる飲食スペースの設置は全市的にも珍しいといわれ、今年3月に完成した港南区の新庁舎などでも採用されるなど比較的新しい庁舎での取り組みだという。緑区役所総務課の倉橋城司係長は「これを機にぜひ多くの方にご利用いただければ」と話している。
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