緑図書館(十日市場825の1・渡辺政一館長)が行っているサービス「CDブック」の貸し出しリストに、5月12日から28作品が追加された。
CDブックは「文字が読みにくい人でも音楽を楽しめるように」というコンセプトのもと、書籍の内容を音声化し録音したもの。昨年4月からスタートしている市内唯一の試みで、同図書館によると月の平均貸出数は約60冊。多い月で100冊以上だという。
一番の人気作は向田邦子の「だらだら坂/大根の月」で、そのほかの作品も順調に貸出数を伸ばし続ける。昨年の6月末まで行ったアンケート結果によると、約9割の利用者が「また利用したい」という回答をしており、今後も貸出件数の増加が見込まれる。
女流作家中心に追加
今回追加された作品は、アンケートの要望の多かった女流作家を中心に選定され、乃南アサの「氷雨心中」、「こころとかして」や、山崎豊子の「しぶちん」、「船場狂い」など。そのほか、高齢の利用者から人気だという吉沢久子のエッセイなども取り揃える。
担当の野原淳さんは「市内のカードを持っている人ならだれでも利用ができます。活字を読むのが難しい人だけではなく、家事をしながら聞くこともできるので、多くの人に活用してもらえれば」と話す。
貸し出しは一人につき1作品、2週間まで。成人図書コーナー出入り口にあるラックに作品が置かれ、自由に選ぶことができる。
問い合わせや詳細は緑図書館(【電話】045・985・6331)。
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