株式会社横浜LIXIL製作所=三保町=がこのほどトイレットペーパー4千個を緑区社会福祉協議会の善意銀行に寄付。区内の福祉施設など29カ所に配布された。企業からのこれほどの規模の物品寄付は珍しいといい、施設からは感謝の声があがっている。
緑区三保町にある株式会社横浜LIXIL製作所(関口薫工場長)はアルミサッシの加工・組立などを行う工場を有する企業。トイレットペーパーは工場内に自動販売機などを設置する業者から提供されていたもので、かなりの数がたまっていたという。
同社はこれを地域の役に立つ使い方をしたいと寄付などを模索。緑区役所への相談を経て、緑区社会福祉協議会(井上敏正会長)への寄付が決まった。
今回、同協議会の善意銀行に寄付されたトイレットペーパーは4千個。区内の地域ケアプラザや保育園、福祉施設など29カ所に配布された。
同協議会によると、企業からのこれだけ大きな規模での物品寄付は珍しく、事前に福祉施設などに配分希望を募ったところ、想定を大きく超える希望があったという。担当者は「とてもありがたく寄付を受けさせていただいた。施設からの反応もよく、大変感謝している」と話している。
トイレットペーパーの配分を受けた施設のひとつである中山みどり園=中山町=の熊井さとみさんは「トイレットペーパーは消耗が激しいものなので、このような形で寄付を頂けるのは大変ありがたい」と話す。
株式会社横浜LIXIL製作所では「私たちもこのような寄付は今回が初めてだが、地域の皆様のお役に少しでも立てたのならとても嬉しく思います」としている。
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