認知症への理解を深めてもらおうと先月26日、緑区主催による「コツコツ脳活!〜認知症予防のための生活のヒント〜」講演会が緑区役所で開催された。
講演では、東京都健康長寿医療センター認知症支援推進センター研究員の宮前史子氏が登壇。冒頭、「85歳以上の約半数、95歳以上の約8割が認知症にかかる。認知症は、誰もがなる可能性のある病気」と説明した。
その後、認知症を予防するための方法として、「食生活」「運動」「対人関係」「新聞や本などの知的行動習慣」が大切であると話し、例として、「食生活では、サバやイワシなどの魚を食べることで認知症の予防に効果があること」や、「運動では、1日に約7000歩から8000歩程度を目安にウォーキングをすると良いこと」などをあげた。
宮前氏は「認知症予防活動のポイントは楽しみながら長く続けること。また、認知症になった時に備え、元気な時期から準備をしてほしい」と呼びかけていた。
講演後は、ステップをしながら、3の倍数で拍手をする認知症予防運動を参加者と共に実践。区内の認知症予防の取り組みも紹介していた。
参加していた女性は「この先、自分が認知症になるかもしれないという不安があり、参加した。講演で学んだ予防法を今後、実践して気を付けていけたら」と話した。
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