神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2016年10月27日 エリアトップへ

老舗酒屋坂口屋 十日市場にビール醸造所 バー併設し来月オープン

文化

公開:2016年10月27日

  • LINE
  • hatena
建設が進められる醸造所
建設が進められる醸造所

 十日市場の老舗酒屋「坂口屋(加藤修一代表・十日市場町900の1)」が現店舗の隣にビール醸造所とそのビールが飲めるバーを開くことが分かった。区内初となる施設で、142年の歴史を持つ同社としても初の試み。

区内初の施設

 醸造所は、敷地面積31・58㎥の土地に9基のタンクを設置し年間4万リットル以上のビールの製造を目指す。醸造所はガラス張りのつくりで、ビールの製造過程を間近で見ることができる仕様だ。

 味づくりにあたっては、イギリスで長年醸造家を生業としてきたジョージ・ダンカン・ジャニパー氏を招聘。地元の材料も利用しながら生産を進めていく。すでに近隣梨農家と調整に入っており、オープン後には第1弾として「浜なしビール」が作られる予定だ。

 区内に醸造所が出来るのは初。市内で醸造所がある区は4区目となる。

 醸造所にはビールが飲めるバーや飲んでいる酒が購入できる販売店を設置し、醸造所は見学や体験ができる環境を整備する方針だ。

 新店舗は、創業以来根差してきた十日市場にちなみ、「TEN DAYS MARKET(十日市場)」の頭文字と創業年を合わせた「TDM1874」と名付けられた。

 11月17日にオープンするが、醸造免許取得手続きの関係で醸造酒の販売は12月を予定。それまでは酒の販売を行っていく。これまで販売を行っていた店舗は倉庫として利用される。

創業142年新たな挑戦

 坂口屋は初代代表の加藤長左ヱ門氏が1874年(明治7年)に十日市場に創業。現在事務所がある宝帒寺入口交差点前よりも中山側、坂の麓あたりに店舗を構えたので「坂の入り口にある店」という意味で「坂口屋」と名付けられた。当時は酒だけでなく、米や野菜も販売する「よろず屋」的な形態だったという。経営は決して順風満帆ではなく、一時は、地域の開発に伴う移転や量販店の台頭により”いつ潰れてもおかしくない店”とまで言われた。そうした中、5代目代表の加藤修一氏が32年前に「大きな販路は持たないが、思いのこもった酒蔵の味を広める場所を作りたい」と他にはない品揃えの専門店を再開。そうした努力により、今では「十日市場の顔の一つ」と言われるまでに復活を遂げた。オープンに向け新店舗の菊地裕明店長は「新たな町のランドマークにしたい」と語っている。
 

緑区版のトップニュース最新6

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

「STGs」を発表

竹山住宅管理組合協議会

「STGs」を発表

できることから実行を

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook