子育てをしている女性同士の包括的な繋がりを構築しようと区内の女性起業家ら4人が活動を始めている。専業や共働きなど境遇が異なるママたちを結ぶことで、母親支援をより充実したものにし、地域活性に繋げていきたいとしている。
区内在住の盛川幸恵さんらは、地域に点在する子育て支援団体や拠点を繋ぎ、母親たちの活動の場を広げたいと、市民団体「mamacоcо(ママココ)」を立ち上げた。メンバーは全員、ライターやWEBデザイナーなど、起業家としての顔を持つ。
発足のきっかけとなったのは「働くママの子育て支援を充実させたいという思いだった」と副代表の江縁緋紗子さん。メンバーの高岡玲子さんは「地域には沢山子育て支援団体があり、それぞれに取り組みをしているが、働いているとイベントや交流会にも中々出られない」と仕事を持つ母親の思いを代弁する。「仕事だからと諦めてしまう母親もいる。そうした情報を包括的に扱い、専業や仕事の有無にかかわらず母親たちが繋がれるネットワークを作れないかと考えた」とメンバーらは発足の経緯を語る。
同団体は「育児」をキーワードに、様々な立場の母親たちを繋ぐサイトの立ち上げを準備している。子育てイベントや母親たちの交流拠点、区内で活躍する「起業ママ」の紹介などの情報を発信していくという。
また、母親たちがそれぞれのスキルを還元し合える関係性を築くことを目標に、各種セミナーやワークショップの開催も検討している。盛川代表は「誰でも参加できるイベントを展開し、異なる立場の母親同士をつなげることで、自己活性や育児不安の解消など育児女性が毎日を明るく過ごせる地域社会の実現を目指したい」と話している。
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