発達障害児の学習指導教室を運営するNPO法人レクタスの理事長を務める塚原 健さん霧が丘在住 66歳

掲載号:2017年10月5日号

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「問題解決」は人生の哲学

 ○…発達障害児などの子どもを対象に学習指導や居場所の提供を行うNPO法人レクタスの理事長を務める。発達障害の言葉が世の中に認知され始めた2005年に教室を開き、半年後には口コミだけで50人を超える生徒が集まった。家族への支援活動や地域への啓発活動にも力を入れ、発達障害の第一人者であるカニングハム久子氏を招いて毎年講演会を開く。「障害児は『困った子ども』ではなく、『困っている子ども』だということを伝えたい」

 ○…横浜国立大学を卒業後、小学校の理科教師に。教壇に立ったきっかけは些細なものだったが、その後足柄上郡の小学校で出会った教諭との出会いが人生を変えた。子どもたちが問題を考え、自ら解決する「問題解決を学ぶ」授業を見て仰天。その教えは自らが校長になっても、現在の立場となっても常に心に刻み、子どもたちに伝え続ける。「主体的な学習活動で子ども自身が成長を実感する。それを支援することでその子だけの生き方を見つけてほしい。問題解決とは生き方なんです」

 ○…スキーが趣味で「腕は自称2級」と笑う。祖父の実家に近い長野県乗鞍高原には大学時代から毎年欠かさず通っていた。教員時代にも、毎年3回は滑りに行くほどの熱狂ぶり。「夏にも滑れるんです。最高ですよ」。現在は妻と2人暮らしで、結婚した2人の娘は千葉と長崎に住むが、頻繁に連絡は取り合うそう。教室で作るクッキーも「娘のレシピ」だと誇らしげに話す。「玉子抜きなのにおいしいんです」と微笑む。

 ○…障害児の親たちからの希望で、昨年からは放課後等デイサービスもスタートした。現在は250人を超える子どもたちの「学び」を支援し続けるが、課題も多いと語る。「学校を卒業した後の成人後の子どもたちの居場所づくりや、親たちの悩みに応える環境づくりなど取り組むべきことは多い。将来的なサポートが重要だと考えます」

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