最新号:2010年9月 2日号
2010年7月22日号
イラストから伝わる人柄
○…「正直びっくり。こんなに大きなお仕事を頂けて本当に感謝ですね」。来月、周年記念を迎える港北図書館のキャラクターデザインは、3、4か月かけて職員と何度もラフ案をやり取りして作り上げた。「老若男女にわかりやすく」を重視し、テントウムシ・カブトムシ・トンボの3匹の「本の虫」に。「自分の中でも納得できるものになった」と笑顔を見せる。
○…アルバイトとして同館に勤務する中で、イラストを描くことが好きだと知っていた職員に製作を依頼された。「3匹のキャラ達の表情やポーズを色々と動かして、色んなバージョンを作っています」。イラストの可愛らしくほんわかしたテイストが、まわりから「花ちゃん」と親しまれる本人の雰囲気をそのまま表している。
○…現在は、通信制の大学に通いながら、図書館と布生地屋のアルバイトをかけもちする日々。生地屋では、手製の消しゴムはんこを商品として置かせてもらっているという。「私の中で、基本は絵。はんこも、“自分の絵”を消しゴムに彫れることが魅力」。自分の描いた絵をもとに、そこから派生したライフワークを広げている。「今回のキャラにしても、お店で売っているはんこにしても、お客さんの反応がダイレクト。うれしい緊張感の中でやっていますね」。
○…8月には、図書館の利用者からの投票でキャラクターの名前が決まる。「長く愛され、みんなが優しい気持ちになってくれれば」。これからキャラクターの登場頻度も高まる中、色々なバージョンのイラストを描いて「ただ可愛いだけでなく、ちょっと一ひねりあるような“イケてる”絵を目指したいですね」と照れて笑う。将来的にも、絵を描く仕事でやっていきたいという思いを語る表情からは、新たなイラストレイター誕生を予感させた。