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港北区版 公開:2011年4月14日 エリアトップへ

県薬防協議会 「薬物に逃げてはダメ」 港北支部相談役 井田さん

公開:2011年4月14日

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高田小学校の児童に依存症の恐怖を伝える井田さん。「軽い気持ちが危険」と話す。
高田小学校の児童に依存症の恐怖を伝える井田さん。「軽い気持ちが危険」と話す。

 小中学生を主な対象に薬物の危険性を伝える「神奈川県薬物乱用防止指導員協議会港北支部」。12人いる同支部メンバーは長年に渡り、啓もう活動を熱心に続けている。

 協議会は1979年、「県覚醒剤乱用防止推進員協議会」の名称で活動をスタート。現在、指導員数は県で471人、横浜で204人からなる組織だ。

 19年前協議会に加入し、現在港北支部の相談役を務める井田慶次さんは、名称変更となった理由を発足当時は「薬物」=「覚醒剤」という図式で、これの撲滅が緊急の課題だったからだと説明する。その後、シンナー、大麻、MDMAなど種類が増加したことから、「薬物」を掲げることになったという。当初の活動内容は街頭キャンペーンが中心だった。しかし、「学校で児童・生徒に直接訴えたほうが効果が期待できるとの判断があり、現在の支部の中心的活動である、薬物乱用防止教室を開くようになった」と井田相談役は話す。

地元小中学校で講演

 港北支部(横溝英夫支部長)は、港北区薬剤師会の協力を得ながら、これまで大曽根、新羽、高田小学校などや樽町、新田中学校などでスライドを使用しながら分かりやすく薬物使用の問題点を解説してきた。特に小学校6年生への防止教室は効果があるとする。「思春期を迎える中学生になる前のこの時期に、知識を与えることが重要。子どもたちも興味をもって聞き込んでくれる印象がある」と井田相談役は語る。

誘われても断る勇気を

 不安や悩みは人生にはつき物だ。薬物はこうした「隙間」に入りこんでくる。井田相談役は「以前対応した依存者もそうした問題に直面したときに、薬に逃げてしまった。例え誘われてもきっぱりと断ってほしい。一度薬物にはまってしまうと、簡単には離れられない。大切な人生を台無しにしないでほしい」と呼びかけている。
 

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