慶応大学日吉キャンパス 市歴史的建造物に認定 寄宿舎と浴場棟
区内の慶応大学日吉キャンパス内にある寄宿舎の一部が先ごろ、「横浜市歴史的建造物」に認定された。今回で、市内で81件目、区内で2件目の認定となる。
この寄宿舎は、1934年の日吉キャンパス開設に伴って建設。北寮・中寮・南寮の3棟と、浴場棟から構成されており、今回は南寮と浴場棟の2棟が認定の対象となった。現在は、中寮のみが寄宿舎として使用されているが、今後は老朽化の進んでいる南寮の外観を創建当時に近い状態に復元しながら、中寮の機能を南寮に移転し、浴場棟の活用も検討しながら改修される予定だという。
認定にあたり、▼戦前に建てられた高等教育機関の寄宿舎で、現役のものとして全国的に希少▼帝国劇場などの設計者としても知られる、日本のモダニズム建築の先駆者の一人、谷口吉郎氏が設計を手がけた▼東急東横線日吉駅と同大学日吉キャンパスの開設は、横浜の郊外発展の歴史を物語っており、周辺の緑地が一体となった良好な景観を形成している▼戦時中の海軍への貸与や戦後の米軍による接収などの歴史がある――などの点を評価。今後、同大学側で改修・活用の計画があることなども、要因となった。
「横浜市認定歴史的建造物」は、【1】専門家の調査で特に価値があると判断された【2】所有者との協議の上で適切な保全活用計画が作成された――などの要件を満たしたもので、改修などに必要な費用の一部について、市の助成を受けられる。
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