▲部員が子どもたちに基礎を教える
区内の岸根高校男子バレー部（小杉博顧問）が先ごろ、地域・社会に顕著な貢献をした県立学校の児童・生徒に送られる「神奈川県教育委員会表彰（県立学校の児童・生徒表彰）」に選ばれた。
同部は、２０００年から地域の幼稚園や保育園、小・中学校などの子どもたちを対象に、バレーの基礎を教える「バレーボール教室」を開講してきた。一つの部活動で10年以上に渡り、地域に貢献する活動を続けているという点でも評価が高く、部員たちにとっても、年齢差を超えた交流で、「大人としての自覚や自主自立の精神を培う場になっている」という。
現在、同部は16人が所属。月に２回、火曜日に同校体育館で部活の練習後に約１時間半、部員たちが先頭に立って練習の指導などを行っている。
教室きっかけで地域交流盛んに
同教室が発端となり、２００１年には「篠原・岸根地区地域交流教育推進会」（通称「すこやかサークル」）が誕生。地域の幼稚園や保育園、小・中・高校、養護学校分教室と、自治会町内会とが一体となって、保育園実習や小・中学校とのクラブや音楽交流会を実施している。毎年、同校の文化祭では地域の人たちで作り上げる「すこやか祭り」も一緒に開催されており、交流の活発な様子が伝わってくる。
同校は、「長年に渡る活動でいただけた賞。生徒たちも、部活の傍らで一生懸命続けてきてくれた。地域の方々に支えられてきた部分も非常に大きい」と話している。
▲月２回、部活の練習後に開催している
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