大曽根出身落合さん ライフセービング競技で日本一 来年の世界大会目指す
海岸などで監視・救助活動を行うライフセーバーの技術を競い合う「全日本ライフセービング選手権大会」が先月、藤沢市の片瀬西浜海水浴場で行われ、「サーフスキーレース」の部に出場した大曽根出身の落合慶二さん(29)が初優勝を果たし、”日本一”の称号を手に入れた。サーフスキーは約6mの細いカヌーのような乗り物をパドルで漕ぎ、その早さを競う競技。落合さんは現在、消防士という仕事のかたわら、金沢区内の海の公園でもライフセーバーとして活躍し、競技に取り組んでいる。
「世界大会に出たい。そのために絶対に勝たなければ」。レースは、同種目で3連覇を果たしている松沢斉さんがスタートから飛び出す展開に─。落合さんは途中離されそうになりながらも何とか食らいつき、ゴール直前で、14年間続けた、綱島のスイミングクラブで身につけた泳力を生かし競り勝った。ゴールの瞬間は、同大会に初出場してからの10年間の月日を思い、思わず涙がこぼれたという。「勝つならこのパターンだと思っていた。作戦通り。スイミングクラブで培った”最後まであきらめない”心で戦いました」と会心のレースを振り返る。
豊富な練習量で力を蓄える
「出場選手の誰よりも練習したという思いはあった」という落合さんは、休日のすべてを練習に費やしてきた。波のない海の公園だけでなく、度々江ノ島に出向き、波のある環境でも技術を磨いてきた。さらには、松沢さんや今大会3位に入った篠田智哉さんを合同練習に誘い、レースに備えた。「相手がどれくらいの力かを図って本番に臨みたかった」と話す。それもすべて来年11月に行われる世界大会があればこそ。代表は男女各6人だが、ボーダーラインにいる落合さんにとって、優勝はどうしても欲しい称号だった。「今回、代表候補には入ったが、来年の5・6月の大会ですべて決まることになる。代表の座を狙っていきます」と意気込んでいる。
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