区内在住入船亭扇里さん 「"伝えたい"気持ちが大切」 新羽小児童に落語を披露
横浜市立新羽小学校で先ごろ、区内在住の落語家・入船亭扇里(せん り)さんが同校4年生に落語を聞かせた。子どもたちからは明るい笑顔が多く見られた。
当日扇里さんは音楽室に臨時に設置された「高座」に上がると、古典落語の約束事を分かりやすく解説、続いて扇子と手ぬぐいを使い、蕎麦を食べたり、鼻をかんだりする仕草を演じて見せた。子どもたちは食い入るようにその姿を見つめ、体を前後に揺すりながら大きな笑い声を響かせた。
気を引いたところで扇里さんは「子ほめ」を披露。”お世辞の使い方”をモチーフにした古典落語の名作に、会場は再び爆笑に包まれた。終了後子どもたちからは「1人で何役もやって凄い!」「なぜ落語家になったの?」などの感想と質問が寄せられた。
扇里さんは「落語は観客に『伝えたい』と思うことが大切。それは普段のコミュニケーションと同じではないか。これを機に落語に親しんでもらえれば」と笑顔だった。
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