緊迫感のなか、避難法確認 大豆戸町の特養で防災訓練
「春の火災予防運動」の一環として3月6日、大豆戸町にある特別養護老人ホーム「新横浜さわやか苑」と「ワゲン新横浜」で港北消防署と大豆戸町内会、両老人ホーム共催の消防訓練が行われた。
ワゲン新横浜のゴミ置場が放火されたと想定し、通報、入居者の避難、初期消火、放水、救出の一連の流れを確認した。消防隊員が屋上から逃げ遅れた入居者を避難させる訓練もあり、本番さながらの緊迫した空気が流れていた。
例年同運動に合わせて行われているこの訓練。今年は、東日本大震災から1年が経つこと、首都直下型地震が近い将来起こるとの予想がされていることもあり、より熱が入っていた。また、施設に隣接する大豆戸小学校3年生約70人も訓練を見学し、防災意識を高めていた。
篠崎元彦同町内会会長は「町内会と両施設は消防応援協力を結んでおり、この訓練もその趣旨にのっとり行われている。大震災が起こったときも、町内会の高齢者や乳幼児が施設を利用できることになっている。いつ起こるか分からない非常事態を視野に入れながら今後も相互に協力体制をしっかりととっていきたい」と話していた。
|
|
|
|
|
|