新羽橋付近の鶴見川で先ごろ、新羽小学校4〜6年の児童24人が和舟の乗船体験を行った。同小学校で土曜日に開かれている課外授業「土曜塾」の一環で、「鶴見川舟運復活プロジェクト」と「鶴見川流域ネットワーキング」が共催した。
この取組みは今年で3年目を迎える。かつて鶴見川での交通の要であった舟運文化を子どもたちに知ってもらうことを目的としている。
当日は和舟2艘とカヌーが用意され、それぞれチームに分かれて乗船した。子どもたちからは「漕ぐのが大変だったけれど、初めての体験だったので楽しかった」「自分たちの力で舟が進むのが感じられた」などの感想が聞けた。
乗船体験のほかにも、舟運文化についての説明を受けたり、大倉精神文化研究所の平井誠二さんから鶴見川の歴史を学んだりと、児童たちにとって充実した時間となったようだ。
舟運プロジェクトの長谷川武明代表は「舟の上から見える景色を楽しんでもらえたと思う。貴重な経験を通して子どもたちに地元の自然や歴史について関心をもってもらえれば嬉しい」と話した。
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