県政報告126 「危険ドラッグ」絶対ダメ 県議会議員民主党・かながわクラブ はかりや珠江
今年6月、池袋で男性が危険ドラッグを吸って車を運転し、死傷者を出すという事件がありました。薬物乱用は大きな社会問題となっています。
10月1日から11月30日は薬物乱用防止広報強化月間。今回は、薬物や危険ドラッグ等の乱用防止対策について取り上げます。
*「危険ドラッグ」とは
「お香」や「ハーブ」「アロマ」と称して販売されてきた「ドラッグ」。麻薬や覚せい剤などのように法律で所持や使用、譲渡などが禁止されていないことから「合法」「脱法」と呼ばれてきました。しかし、同等もしくはそれ以上に危険性の高いものもあり今般呼称が「危険ドラッグ」と改められました。
「危険ドラッグ」は違法薬物同様、使用すると高揚感や快楽感が得られ、1回でも使うと自分でコントロールできなくなります。依存性が高いので、入手するために罪を犯すこともあり、心身がむしばまれるばかりか、周囲の人にも多大な迷惑をかけることになります。
問題は、法規制がないため店舗での販売の他、インターネットでも扱われ、価格も安く入手しやすいこと。パッケージもきれいで、一見危険なもののようには見えません。消防庁によると2009年1月から今年6月までに危険ドラッグが原因とみられる救急搬送は県内で約500件。事件になっているのは氷山の一角で、使用者増加に歯止めがかかりません。また国が違法薬物として指定しても、次から次と違うものが作られ、指定や取り締まりが追いつかない状況です。
*条例の必要性
東京都では、危険ドラッグにスピーディーに対応できるよう、早くから規制の強化に取組み、平成17年に「東京都薬物濫用防止に関する条例」を制定。都独自で疑いのあるドラッグの毒性等を検査して「知事指定薬物」として規制し、成果を上げてきました。
隣の東京で規制が強まれば、規制のない神奈川への流入は必至。私はかねてから、神奈川でも乱用防止条例を制定すべきと提案し、民主党・かながわクラブとしても繰り返し本会議等の質問で取り上げてきました。
今定例会では条例素案が示され、制定に向けた動きが見えてきました。先進事例を参考にしながら、神奈川の条例を実効性の高いものにしたいと思っています。
*心配される青少年への影響
危険ドラッグ等の広がりは深刻です。未知の危険な成分により、死に至ることもあるのです。「やる気が出る」「ダイエットに効く」などと誘われ、「1回だけなら」と安易に始めるケースが多いようですが、絶対に手を出さないことが鉄則。苦しいこと辛いことは「薬物」では解決できません。
薬物等の問題で困ったときは、匿名で相談できますので、電話をかけて下さい。
*県精神保健福祉センター
【電話】045-821-6937
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