日産スタジアムを要する市内最大の運動公園である新横浜公園。1994年1月から始まった同公園の整備が、この3月のサッカー専用球技場工事終了で概ね完成を迎える。また、現在利用期間などの意見を市民から受け付けている。
新横浜公園(小机町3300)は、建設省(=現・国交省)が1984年に事業着手した「鶴見川多目的遊水地整備事業」に、横浜市が共同事業者として「横浜総合運動公園整備事業」に参画しスタート。93年に都市計画決定された面積は70・4haで、94年1月の現・日産スタジアム整備から建設が始まり周辺施設整備が次々に行われてきた。
天然芝のグラウンド
3月末には「球技場」の工事が終了し、今年4月の利用開始を予定している。球技場は市内で数少ない「横浜市市民利用施設予約システム」で予約可能となる天然芝のグラウンドで、面積は10156平方メートル。この工事完了で公園内全体の施設面積は55・2haとなる。球技場の利用が始まると、約21年続いた整備が概ね終了となり、横浜市の担当者は「15年度中に、残っている自然再生エリアの工事を行うと完了となる」としている。
市は現在、球技場についての意見を市民か募集している。現在の案としては【1】供用期間(1月から12月まで)【2】休場日(年末年始期間)【3】開場時間(午前9時から午後5時まで)。意見公募要領は、市庁舎1階のほかにも各区役所で入手が可能で2月9日(月)必着(郵送の場合は当日の消印有効)となる。
草地広場など無料施設も
同公園の中核を担う日産スタジアムは、93年に「2002FIFAワールドカップ」の国内開催候補地決定を受け、翌年の1月に着工し、97年10月に竣工。ドイツ対ブラジルの対戦となったW杯決勝も行われた。
その後は、05年に「投てき練習場」、06年に「野球場」「第1運動広場」、08年「テニスコート」、11年「第2運動広場」などが整備されてきたほか、「日産ウォーターパーク」「インラインスケート広場」「スケボー広場」などがあり、「壁打ちテニスコート」や「草地広場」は無料で利用が可能だ。
また、鶴見川流域総合治水対策の1つである鶴見川多目的遊水地を兼ねており、これまでに15回流入。14年10月には、台風18号により過去最大級となる約154万㎥の洪水調整が行われている。
意見募集に関する問い合わせは、市環境創造局公園緑地管理課【電話】045・671・2643まで。
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