県政報告149 ストップ薬物乱用 県議会議員民主党・かながわクラブ はかりや珠江
立春を過ぎ、身の回りでも「小さな春」を感じられるようになりました。でも油断は禁物。このところインフルエンザが猛威をふるっています。ご高齢の方や、小さいお子さんのいらっしゃるご家庭では、うがい・手洗いなど基本的な予防策を徹底して、重症化しないようお気をつけ下さい。
*どんな国を望みますか?
さて今日は「建国記念の日」。「建国をしのび、国を愛する心を養う」とされていますが、「建国の日」をいつとするか、明確な建国の時期を示す記録がないため制定までには紆余曲折があったようです。
安倍首相は過日の予算委員会で「戦力の不保持」を定めた憲法9条2項の改正が必要との見解を示しました。昨年―戦後70年の大きな節目の年に、安全保障関連法が成立。政府は憲法解釈の大きな転換を行いました。
平和を守るために必要なのは何か。これまでになく「憲法」への関心が高まっています。私たちが望むのはどのような国なのか、その意思を表すのは選挙です。「見ざる、言わざる、聞かざる」でなく、しっかり見て、聞いて、言うべきは言い、行動しなければと思う「建国記念の日」です。
*「薬物乱用」は絶対ダメ!
覚せい剤の所持・使用で元プロ野球選手清原和博容疑者が逮捕されました。マスコミでも大きく取り上げられましたが、芸能人やスポーツ選手など有名人の薬物乱用事件は「えっまた?」という印象があります。近年は「危険ドラッグ」使用による事件・事故等が多発し社会問題となっています。一般には縁のない特別なものと思われていますが、「薬物乱用」の「魔の手」は、一般市民層や高校生等の青少年にも広がっており、深刻な課題です。
覚せい剤や大麻、危険ドラッグ等は、一度でも手を染めると自分の意志では止めることができなくなる高い依存性があり、心と身体をボロボロにしてしまいます。自分の人生ばかりか、周囲の人の人生まで狂わせてしまう恐ろしいものです。
県のHPには啓発の映像などがアップされていますので、その危険性を知るためにも是非ともご覧ください。
*県の取組み
県内で27年に検挙された薬物事犯の人員は千名を超えており、危険ドラッグやシンナーを含めるとさらに多くなります。
県では「薬物乱用対策推進本部」を中心に、学校・地域・家庭に対し、啓発・指導を継続的に行っています。また、密売組織等の
取り締まりの強化を進め、インターネット等を通じた不正な取引の摘発にも力を入れています。
*県の薬物濫用防止条例
法律の規制が及ばないように「合法ハーブ」「お香」「アロマ」などといって販売されている「危険ドラッグ」。次から次に新しいものが合成され、中には大変危険な未知の薬物が混入されていることが多く、死亡事故も発生しています。
こうした危険ドラッグへの対応を推進するために、元県議の中谷一馬さんと協力して制定を働きかけたのが県の薬物濫用防止条例です。危険ドラッグを販売する店舗等への立ち入りや販売禁止命令などが盛り込まれ、対策の前進につながりました。
*「薬物依存症」の相談
薬物の乱用がやめられないのは「薬物依存症」という病気のためです。少しでも早く専門機関に相談し、治療に結びつけることが大切といえます。人生に悩みはつきものです。試練を乗り越えてこそ、明るい未来が開けるのではないでしょうか。
県精神保健福祉センター
045-821-6937
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