新吉田町の山本慶彰さん(山本果樹園)が、「横浜夏季果樹持寄品評会」で横浜市長賞を、「浜なし持寄品評会」で神奈川県知事賞を受賞した。最高位にあたる両賞のダブル受賞は、2007年以来9年振りの快挙だという。
この2つの品評会は、横浜農業協同組合主催(横浜市・市園芸協会共催)で、横浜ブランド農産物として知られる「浜なし」や「浜ぶどう」の合計重量や糖度を審査員が評価し、受賞者を決めるもの。
8月に行われた「横浜夏季」は127点(ナシ86点、ブドウ41点)が出品された。山本さんは幸水を出品し、15・0の糖度で初の横浜市長賞を獲得した。これは出品されたナシ86点の中で最も高く、同賞のほかにも2つの賞を同時に受賞している。
また、9月に行われた「浜なし持寄」では全81点(豊水)が出品された。その中で山本さんは、糖度13・9という結果を残した。中にはこれよりも高い糖度のものもあったが「10玉の合計果重が6・3kgと大ぶりの実が揃っている」などの点が審査員に評価され、県知事賞受賞となった。
収穫前に肥大
山本さんは、養鶏業を営んでいた祖父から畑を引き継ぎ、ナシの栽培を始めた父・忠夫さんと共に、化学肥料ではなく有機肥料を多く使用した栽培を行っている。自身の名前で品評会に出品するようになってから6年目で、これまでの最高は優良賞だった。
今年は春先の受粉時期、日中の気温が低い日が続いた。「受粉には15度以上の気温が適切だが、なかなか気温が上がらずに遅れてしまった」と振り返る。そのせいもあってか、受粉から40日後の肥大状況は例年よりも下回っており、収穫時のでき具合が心配された。しかし、その後立て続けに襲ってきた台風によって多くの水分が実に行き渡り、例年と同様に仕上がったという。
ダブル受賞を受け山本さんは「素直に嬉しい。今後も食味にこだわって、受賞できるような美味しいナシを作り続けたい」と話した。
そのほかの区内入賞者は以下の通り(敬省略)。
【優良賞】豊田真寛(幸水)、三橋憲一郎(藤稔)
【良好賞】山本忠夫(幸水)、石井吉治(同)、田中良美(同)、三橋憲一郎(同、シャインマスカット)。
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