港北警察署が日頃の鍛錬の成果を披露する「武道始式」を12日、同署道場で開催した。
当日は横山日出夫区長を含む来賓など約160人が見守るなか、署員たちによる剣道と柔道の試合が行われた。試合形式は、生活安全課や刑事第一課、地域第一課など6部に分かれたチームによるトーナメント戦。応援の声が飛び交うなか、署員たちによる熱気溢れる対戦が繰り広げられた。柔道、剣道ともに優勝したのは、地域第三課チームだった。
その後、昨年全国警察柔道大会団体戦で優勝した県警代表メンバーで、同署員でもある吉田秀州さん(柔道5段)が、5人の署員と組み手を行う「柔道指導稽古 5人掛け」が行われた。洗練された豪快な技が決まり、署員が宙に舞うと「おーっ」とどよめきが起こっていた。
また実際にあった振り込め詐欺をベースにした寸劇「総合術科訓練」も道場内で実施。息子を名乗る犯人役が電話をする場面から、通報、騙されたふりをしてお金を渡し、待機していた警察官による職務質問、逮捕劇までを演じた。
そのほか、大綱中学校吹奏楽部によるブラスバンド演奏も行われ、観客や署員たちを楽しませた。
陶山和美署長は「武道訓練を重ね、万一の際に市民を守るのが警察官の大事な勤め。本年も安全で安心して暮らせる港北区の実現を目指して治安維持活動にまい進していきたい」と力を込めた。
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