横浜市は2月20日、「日吉綱島東部地区まちづくりビジョン」を策定した。日吉〜綱島駅間の綱島街道沿道及びその東側の工業集積地域について、土地利用の方針を明確化。市では「生活環境の向上を目指す」としている。
現在対象地区内では、新駅の建設計画、研究所の進出などとともに、工場地帯に中・大規模マンションが建設され始め、街全体が大きく変わりつつある。また、市内でも人口増加率の高い港北区の中でも特にこの地域は高く、10代後半〜20代の転入が目立つ。そうした中で浮き上がってくる課題に着目し、新たな事業などが開始される際に考慮すべき課題を「まちづくりビジョン」として掲げた。
対象地区の課題
住民が増えることで予想される課題は、保育施設・学校・公園の不足や交通環境の不備、工場の騒音、綱島街道や綱島駅東口の渋滞・混雑を配慮した道路整備、震災時の共助に向けたコミュニティの形成など。これらの解決に向けて以下の取組みが行われる。
▽先行して進められている新綱島駅(仮称)周辺地区、アピタ日吉店等跡地、Tsunashima SSTの開発。これらの事業を核としたまちづくり▽住民、企業、大学、行政などが連携したエリアマネジメント▽インフラ整備や保育施設、高齢者向け施設の導入を通じて各年代をかんがみたバランスの良い環境整備▽地域住民のニーズを取り込むための土地利用の転換時における事業者への働きかけ▽騒音対策などを支援し、住みやすく働きやすい環境づくり--。
これらの実現に向け、住民、市民団体、行政、企業、大学や研究機関などが連携することで生まれる相乗効果を活用する。
住民の意見を公募
昨年8月に同指針の案を公表し、地域住民から意見・質問を公募。45通寄せられた。その中で目立ったのが、綱島街道や箕輪町の歩道が整備されていない場所に対する意見。港北区区政推進課の柿沼課長は「これは重要な課題。よりよい生活を送って頂くため、ビジョンに基づいて早めに対処して行きたい」と力を込める。今後も随時個別説明などを通して、住民に開発計画などを周知して行く予定だ。
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