港北区版 掲載号:2017年3月16日号

地域福祉を考える企画「港福一夜城(こうふくいちやじょう)」で区長と対談する

竹田 和広さん

慶應大大学院生 24歳

背中を見て 夢を抱け

 ○…「若者の手でまちづくりを」――。慶大大学院生として学校と地域の関係性を研究し、昨年立ち上げた一般社団法人ウィルドアの共同代表理事として、学校の教諭らに地域を介した教育を行う手伝いをしている。「若者には、地域の運営に決定権を持って入り込んで欲しい」。そんな思いを、「港福一夜城」で区長に、そして地域の人々に伝えたいという。

 ○…すべての原点。それは、高校生に対する「夢を持っていない」という印象。高校生が県の政治経済を考える「ハイスクール議会」で議論した時、他の参加者と共感し合ったことだった。もっと夢を持つべきだ。そこで県知事に「地域の”カッコいい大人”の背中を見せるべき」と提言。このアイデアが今の活動に結びつく。大学生時代は、塾で担任助手のアルバイト。面談やホームルームで、教え子の将来の自分像を一緒になって考えた。「イメージしただけでワクワクするもの。それが夢だと思うんです」

 ○…ハイスクール議会で当時の松沢知事が参加者に伝えた「君たちがこれからの神奈川を支えるんだよ」というメッセージ。「その一言で神奈川を元気にしなくちゃと地域への意識が強まった」。慶應大学生時代は、ヒヨシエイジ協議会に参加し、商店会や町内会などと一緒に「日吉フェスタ」を開催。地域のボランティアにも積極的に参加していた。「今でも日吉を歩けば街の人に声をかけてもらう」。そのくらいのめり込んでいた日吉でお気に入りだったのは「ハイ、ハウアーユー」のカレー。「マスターがとてもいい人で。よく通っていたなあ」と口元がほころぶ。

 ○…地域と築いた関係性は何事にも代えがたい財産。それだけに、まずは高校生が校外で活動し、地域の大人たちと話す機会を増やすべきと考える。「やりたいことがあってもなくても、地域の活動に参加して欲しい。きっと想像する”大人の姿”が変わるから」

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