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港北区版 公開:2017年6月8日 エリアトップへ

港北区生活衛生協議会 会長に就任した 後藤 修さん 新吉田在住 59歳

公開:2017年6月8日

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感謝の言葉が原動力に

 ○…理・美容、クリーニング業、公衆浴場、旅館業の各組合登録業者が参加し、市保健所生活衛生課が主導して活動する生活衛生協議会。ノロウィルスやインフルエンザ等流行病の情報共有や、衛生管理についての講習会等を定期的に行っている。「今期で会長は3期目。これからもお客様を守ることが、自分を守ることと肝に銘じて活動していきたい」と抱負を語る。

 ○…綱島生まれ、綱島育ち。綱島小学校、日吉台中を経て、横浜商業高校の理容科に進んだ。理容業の道を志したのは、中学生の時。年末に叔母が営む理容室が繁忙期で、手伝いに行ったのがきっかけだ。「掃除やタオルを洗ったりという仕事だったけれど、実家の生業だった青果店より、自分に向いているのではないかと思って」。学校を卒業後、川崎で住み込みで5年ほど修行。22歳の時、叔母が店をたたむという話が出て、その店を引き継ぐことに。「もう少し、いろいろな店で修業してみたかったけれど、友達も知り合いもたくさんいる地元で仕事ができるのは幸せなこと」とにっこり。

 ○…たちどまって振り返ると、一番大変だったのは修行時代だとも。40年ほど前は、住み込み修行で貰える賃金は1カ月で1〜2万円ほど。トイレ掃除から住み込み先の子どものおむつ替えまで、仕事は多岐にわたった。徒弟制度で「こづかい貰って仕事を教えて貰っているのだから、このくらいは普通」という時代。人知れず涙をのんだこともあったという。

 ○…今は、3人の息子も成人し、長男は自分と同じ理容の道へ。最近では、妻と映画を見に行く時間の余裕もできたという。完全予約制の自分の店には、独立からずっと通っているお客さんや引っ越し先から来てくれる常連客も。「協議会の仕事も自分の仕事もそうだけれど汗を流したことに『ありがとう』と言われると力が湧いてくるんだよね」。人望が集まる人の力の源を垣間見た気がした。

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