慶應義塾大学大学院・経営管理研究科は8月17日・18日、同大学日吉キャンパスの協生館で総合的な会社経営を学ぶための起業体験授業を行った。
学生が日頃の授業で得た知識を生かし、イベントや販売活動を通して、いかに収益を上げるかがポイントとなる取組み。3〜5人で一組の6グループに分かれ、グループ毎にイベント興行や飲料品販売といった「起業内容」を考え、実行した。対象は主に地域の子どもたちやその保護者。学生自身で事前にチラシを配るなどし、「来客」を促した。
同研究科修士1年の遠部邦行さんが属するグループは「(株)New(ニュー)Me(ミー)」を起業したという設定のもと、「慶應サマースクール2017」と銘打ち、子どもたちが楽しみながら学ぶことができる10以上の講座を用意した。茶道の体験会やビーズアクセサリー製作、話し方講座など多岐にわたり、参加料は概ね500円〜1000円に設定した。17日に行われた現役力士を体感できる講座には多くの親子連れから申し込みがあった。参加した子どもたちは力いっぱい力士にぶつかり=写真=、「楽しかった」などと感想を口にしていた。
遠部さんは「取締役」として広報を担当し、「目標は昨年比200%の来場です。事前のチケット販売は好調で、当日のオペレーションも順調です」と手応えを感じた様子。担当講師の村口和孝氏は「学生には熱意を感じる。仕入れから在庫管理など、トータルに会社経営を学ぶことで、創造的な人生を送ってもらえたら」と話していた。
港北区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|