重い心臓病と闘う2歳の佐々木あやめちゃん(川崎市川崎区)が米国で移植手術を受けられるよう、現在、両親や友人、知人らが募金活動を続けており、地域で奉仕活動を行う横浜北、横浜港北、横浜都筑、横浜日吉の4ロータリークラブでは、この活動に協力し、各ロータリークラブが開く例会の場等で募金活動を行っている。
あやめちゃんは、生まれつき「左室心筋緻密化障害(さしつしんきんちみつかしょうがい)」という病気で昨年から小児用補助人工心臓を装着し、現在は埼玉県の病院で過ごす。小児用補助人工心臓は血栓ができやすく、脳梗塞になるリスクがあり、装着が長期になるとその確率が高くなるという。
一方、国内での10歳未満の心臓移植の例が極めて少ないこともあり、両親は海外での心臓移手術を決断。米コロンビア大学病院への受け入れが決まったが渡航移植に3億1千万円がかかることから救う会を立ち上げ、JR川崎駅前などで募金活動を行っている。
同会によると8月21日時点での募金総額は約8513万円。同会は秋口までにめどを立てたいとしている。詳細はホームページ(https://ayamechan.com/)。
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