横浜市では、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、市内のスポーツ振興を図り、機運を高めるため、子どもたちがオリンピアン・パラリンピアンに直接触れ合う事業を実施。その取組みの一環として、市立小学校だけでなく新たに市立中学校にもこの事業を拡大。港北区内の中学校では、初となるパラリンピアンの講演およびスポーツ教室が、日吉台中学校(高橋秀吉校長)で9月15日(金)に行われた。
来校したのは、シドニーパラリンピック金メダリストの葭原(よしはら)滋男さん。葭原さんは、網膜色素変性症という難病のため22歳で視覚障害者に。運動神経のよさを生かし、走り高跳び、自転車競技でパラリンピックに出場。ブラインドサッカー日本代表を経て現在は、同競技国内チームの選手。講演では「視覚障害者になっても、これまでと同じ生活を続けたいとスポーツに取り組んできた。陸上競技では失敗から多くを学び、失敗が楽しくなった。自転車競技では骨折もあったが金メダルを最後まであきらめなかった。今後も色々なスポーツに挑戦したい。皆さんもこれから色々な失敗や挫折があったときに、今日の話を思い出してほしい」とメッセージを贈った。
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