県政報告173 誰も差別されない社会へ 県議会議員かながわ民進党県議団 はかりや珠江
急に秋らしくなってきました。気温の変化が激しい時季ですので体調管理には十分お気をつけ下さい。
29年第3回定例会では、一般質問を行いましたので今回はそのご報告です。
*共生社会実現にむけて
津久井やまゆり園での痛ましい殺傷事件から、1年余が経過し、県では同園の再編整備に向け検討を進めると同時に、「ともに生きる社会かながわ憲章」を制定し、その普及に力を入れています。
今議会で「かながわ民進党県議団」は、社会に根強く残る偏見や差別意識の解消を目指し、「憲章」が目に見える形となるよう様々な角度から質問を行い、交通機関等民間企業への憲章の普及、教育委員会での障がい者雇用拡大、障がい者の運転免許再開支援などを取上げました。
*一緒に活動できる機会を
県では就労や日中活動、居住など生活の基礎となる支援に取組んでおり、こうした支援の充実は大変重要です。
しかし、障がい者の方々への偏見をなくし理解を深めるためには、一緒に活動し楽しむ機会を増やすことが大切です。私は、スポーツと文化芸術の視点から質問を行いました。
*「パラスポーツ」の推進
県の「かながわパラスポーツ」は、障がいの有無にかかわらずすべての人が自分の運動機能を活かして、スポーツを一緒に「する」「観る」「支える」取組みです。私はこの「パラスポーツ」をより広く普及することの大切さを訴え、知事からは、普及に向け指導者の派遣や、パラスポーツをサポートする人材の育成にも取組むなど、福祉部局とも連携を深めながら推進していく姿勢が示されました。
*障がい者の文化芸術活動
障がい者の方々の文化芸術活動は、地域作業所等で、アート、演劇、ダンス、音楽など多様な活動があります。しかし鑑賞機会でも、自らが参加し創造する点でも、環境整備が不十分です。
私は、障がい者の方々が文化芸術活動をする際、指導者を探したり、相談がしやすいよう情報の集まる「プラットホーム」を設置することを提案し、知事からは前向きな答弁がありました。さらに「障害者文化芸術祭」の見直しを含め、より幅広い層の参加により、バリアを取払い共に文化芸術のすばらしさを共有できるようにする姿勢が示されました。
また、県内の活動状況の把握や課題・ニーズ調査なども、NPOとの協働事業で進められることになっています。
誰も排除しない、誰も差別されない社会、誰もがその人らしく暮らせる共生社会をつくるためは、一緒に活動することに意義があります。今後も笑顔をふやせるよう、努力を続けます。
|
|
|
|
|
|