15回目の節目の公演を終えた港北区民ミュージカル。6日から8日に行った5ステージで、計1873人を動員した。
物語は、2034年に横浜東京電鉄が、各電車に人工頭脳を搭載し、運行システムを完全にコンピュータ管理にするという内容。電車内のモニタービジョンでは、綱島の温泉や日月桃など過去の鉄道と駅周辺の歴史を案内。また、それぞれの車両に個性を持たせようと開発したが、成長するAIは次第に仕事を単純化し感性を使わずに運行するように――。時代に流されていく人間の弱さが表現された。
同ミュージカル実行委員会によると、5ステージすべてを観覧した人もいたという。「子どもたちが未来に希望を持てる港北区にしたい」という想いで実行委員会を発足。2003年の初公演から延べ2万人の観客動員を達成した。
同実行委員会の水野次郎代表は「2万人目のお客様をお迎えすることができた感動を忘れず、『継続は力なり』をモットーに多くの期待に応えられるよう発展に努めたい」と話した。また、内田潤一郎総合監督は「今後もメンバーと一緒に舞台を創造し、観客の皆さんと時間、空間、感覚を共有したい」と語った。
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