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港北区版 公開:2017年11月16日 エリアトップへ

港北区 火災が前年比2割増 死者は5人に

社会

公開:2017年11月16日

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 港北区内では今年に入り、11月7日までに59件の火災が発生した。昨年の48件に比べ2割増となった。死者は昨年より4人増の5人。電気ストーブによる火災で3人が亡くなったこともあり、港北消防署では火災が増加傾向にある年末に向け、注意を呼びかけている。

 2015年、16年と比較すると今年は発生件数が10件以上増加した。一方、13年の82件、14年の62件に比べると少ないものの、死者が5人と過去5年間で最も多くなった(10月31日現在、左記参照)。

 電気ストーブによる火災は現在、昨年より3件増の4件。うち2件で高齢者3人が亡くなった。死には至らないまでも、やけどを負ったケースもある。

 部分的に暖めることに適する電気ストーブは、至近距離で使用することが多い。寝ている間に布団の近くに設置していたり、すぐ近くで温まっていて衣服が接触していたりすると着火する可能性がある。2件の死亡事故のうち1件は、就寝時に周囲に置いてあった物が燃え、80代の男性と女性が死亡。もう1件は着衣着火により90代男性が亡くなった。いずれも建物が損傷する大きな火災になったが、一見小火程度の部分的な火災だと、外からは気付かない可能性もある。

 港北消防署予防課は、ストーブを使用する際の出火防止対策として、▽可燃物やスプレー缶を近くに置かない▽就寝前はスイッチを切る▽給油は火を消してから行う――と喚起している。

火災原因1位は放火

 横浜市内における火災原因で、昭和60年から連続ワースト1位となっているのが「放火」。今年度、11月7日までに港北区で発生した59件のうち、放火は25件を占める。人目につかない場所や死角が狙われやすく、指定日以外に出されたごみや住宅の車庫周辺にあるバイクカバー、段ボールなどに火を点けられた例がある。いずれも時間帯は限られておらず、昼間でも油断はできない。被害を防ぐためには防犯カメラや人感センサーの設置、家の周辺を整理整頓する、ごみは指定日に出すなど、対策をしておく必要がある。

 同署は、「秋から冬にかけて空気が乾燥し、火を使う場面が多くなり、火災が倍増する傾向にあります。日頃からしっかりと対策を行っておきましょう」と話す。

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