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最新号:2012年2月 9日号
2010年9月 2日号
横浜農協、田奈農協主催の「横浜夏季果樹持寄品評会」が8月18日に行われ、区内佐江戸町『横浜サエド園』の菅沼進さん、佳孝さん親子のブドウ(藤稔)が見事トップとなる「神奈川県横浜川崎地区農政事務所長賞」と「都筑区長賞」を受賞した。親子二人三脚、丹精込めて育てた努力が実を結んだ。
同品評会には、市内の果樹農家から「浜なし」50点と「浜ぶどう」63点が出品された。発表を聞き「信じられなかった」と話すのは息子の佳孝さん。3年前から父に教えられながらブドウ作りを始めたが、今年は特に強い思い入れが。今シーズンはブドウ作りの全てを任されていたからだ。
受賞した「藤稔」は、高級ブドウとも言われ粒が大きく果汁が多い品種。佳孝さんが作る「藤稔」は房自体はコンパクトだが隙間がなく、実がぎっしり詰まっている。また粒はとても大きくハリがあり、ジューシーな甘みが凝縮されている。
いいブドウを作る秘訣は、5月下旬の房切り。これはつぼみの段階で直径10cmほどの房を3cm位まで短くする作業。これによって成長した時の形や重さが決まるという。佳孝さんが心がけているのは“思い切り”だ。「長さを残すといい形にならない。思い切ってカットすることが大切」。更に決め手となるのが6月上旬の摘粒。100粒から20粒程になるように、実を取り除く作業だ。この時点では直径3mmほどの小さな実のため、成長した時の様子を想像して形を作ることが重要だ。
佳孝さんが尊敬しているのは父、進さんや、いつもブドウづくりを教えてくれる先輩達。「ブドウは作る人によって全く違うものができる。父親や先輩達のようにずっと向上心を持っていいものを作っていきたい」。目標はもちろん、父親のような作り手になることだ。