横浜ポッシブルズ・ブルー 全国大会で2連覇 震災で延期も実力発揮
チアやダンスの全国大会「USAジュニアオールスターナショナルズインジャパン2011」が5月8日、千葉県の幕張メッセで行われ、区内を拠点に活動するチアリーディングチーム「横浜ポッシブルズ」ブルーチームが、「チアリーディング小学生以下編成・レベル2」の部門で優勝。2連覇を果たした。
この大会には、全国から793チームが参加した。昨年12月から全国大会に先立ち、各会場で地区予選が開催。この予選を突破するには、各部門で設定された基準点以上を獲得することが必要となる。今年は、256チームが地区大会を通過し、全国への切符を手にした。全国大会は、当初、3月末に行われる予定だったが、東日本大震災の影響で延期された日程となった。
「横浜ポッシブルズ(赤松知奈美代表)」は、3年前に結成されたチーム。区内でチアを指導していた山本芳枝さんが、「大会で活躍できる実力のある新チームを作ろう」と赤松さんに声をかけたのが始まりだった。現在、区内外から小・中学生30人が参加し、都田小と都筑スポーツセンターを拠点として活動している。同大会には結成1年目から出場している。「レベル2」の部門では、初参加で8位、昨年は初優勝を飾った。今大会では、レベル2にブルーチーム20人、レベル1にホワイトチーム10人の2チームが臨んだ。
両チームは、2月5日に駒沢オリンピック公園を会場に行われた地区大会を通過。全国での2連覇がかかるブルーチームは、演技で失敗する場面もあり、予選通過順位は2位。「このままじゃ優勝はできない」と、メンバーは奮起。全国大会ではより高いレベルの演技で高得点を狙うため、技のグレードアップにも挑戦。さらなる練習を重ねた。
全国大会当日、演技では出だしから手応えを感じた。いつもより高いジャンプが決まり、観客からは歓声が。また、後方ブリッジも全員がぴったりきれいに揃った。さらに、終盤の山場となるピラミッドも成功。会場をわかせた。この日、全ての演技をノーミスでクリア。優勝をもぎとった。
リーダーの大谷峻菜さん(都田中・1年)は、「みんなで助け合いながら練習してきたから優勝できた」と、喜びを話した。なお、ホワイトチームも、「レベル1」で3位に入賞した。
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