区内で放火件数が増加 前年0件に対し今年は10件
都筑消防署によると、5月12日現在の区内火災発生件数が28件と、前年同時期比で2倍以上に増えていることがわかった。主な原因は放火の増加。都筑署では「放火を減らすには、ごみ捨てのルール遵守など区民の協力も必要」と話す。
今年に入り区内で発生した放火(疑い含む)が原因とみられる火災は10件と、発生件数全体の約3分の1を占めている。前年同時期の放火件数は0件。放火の増加が火災発生件数の増加につながっている。
これを受け、都筑署では多発している地域への夜間巡回の強化や消防局ホームページで注意喚起を行うなど対策を講じている。しかし、今年発生している放火は地域、原因ともに目立った特徴があるわけではないため、抜本的な予防が難しいという。都筑署では「各家庭でもごみを決められた場所や時間に出すなどルールを守ることや、家や車の周辺に新聞や雑誌、段ボールなど燃えやすい物を置かないといった協力をしてほしい」と呼びかけている。
そのほか、区内で発生した放火以外の主な火災原因は、たき火(2件)、たばこ(2件)、ローソク(1件)、マッチ・ライター(1件)など。火遊びや火の不始末によるものが多い。
横浜市全体では5月12日現在の火災件数は470件。前年同時期に比べ82件増加している。
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