10月で5周年を迎えた都筑区子育て支援センターポポラのセンター長を務める 岡 澄子さん 緑区在住 50歳
子どもは”千差万別”
○…NPO法人こども応援ネットワークが運営して5年。今月28日、29日は周年イベント「パパのアトリエ」を開催する。同所内の一室すべての壁にロール紙を貼り、親子で落書きする企画。「ダイナミックな遊びだから、パパも一緒に楽しめるでしょ」とにっこり。節目の年にあたり「この街で子育てできてよかったと思って欲しい。そのためのサポートができれば」と改めて感じている。
○…「ここは、”子育ての道の駅”。ちょっと休憩したり、情報をもらったりね」そんな風に同所を例える。新米ママにとって、育児は不安でいっぱい。公園に行っても、「どうやって子どもと遊べばいいのかわからない」など悩む人も。そこで、みんなで公園に行くイベントを企画。泥遊びをするだけでも楽しそうな子どもの姿に、親も一緒に笑顔になる。「”これでいいんだ”って安心できることが大切ね」そう話すおおらかさこそが、子育てママたちの心強い味方だ。
○…静岡の出身。茶畑に囲まれた田園の中で育った。高校3年で進学を考える頃、一生働ける仕事を考え、選んだのは福祉の道。大学卒業後は、知的障害児を24時間体制で預かる厚木の施設に就職した。そこで出会ったのは、千差万別の症状を抱える子どもたち。最初こそ戸惑いも感じたが、寝食を共にする中で実感したのは、「同じ人はふたりといない」という、かけがえのなさ。その気持ちは、今も信念となり、仕事に活きている。その後は30歳で転職し、市内の障害者のための施設へ。当時の関係者から声をかけられ、45歳の時にセンター長としてポポラの立ち上げに携わった。
○…大学生の娘と高校生の息子、二児の母。ひとりの時間を楽しむ余裕も出てくる時期。昨年から始めたのは、近隣の寺で行う座禅。「気持ちが落ち着く時間です」。こんな息抜きで時にはリラックス。優しい心で、これからも子育てママ・パパを迎えてくれるだろう。
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